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SPECIAL

NPO法人 ミレニアムシティー 世界に広がるミレニアムシティの輪

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2003年のくりもとミレニアムシティから始まり、2010年にはあさひミレニアムシティがオープン。そんなミレニアムシティがいよいよ世界に飛び出します。その第一弾がスリランカミレニアムシティです。今回はスリランカからの視察団を招き入れた説明会の1部を抜粋しました。

ミレニアムシティでは「住む人の発想で市民が都市をまるごとつくってそこに住んでいこう」という活動をしています。私たちの目的は2つあって、1つは地球環境の組成、もう1つは人々のつながりを回復しましょうということでやっています。具体的にはエコヴィレッジをたくさん作っていき、いずれは世界中にこういうエコヴィレッジができあがっていくと思います。
それで今回、スリランカにエコヴィレッジを作るためにスリランカの方たちにいらしていただきました。

海外にエコヴィレッジを作るのは、もう少し先になると思っていたのですが、スリランカは非常に自然が豊かなんです。 さらに農薬や化学肥料も日本ほど使っていません。ですので、日本よりもエコヴィレッジが作りやすい土地だったと言えます。

日本は農薬と化学肥料を50年前に取り入れてしまって、今はそれがないと作物ができないと思い込んでいるんです。でも実際にはできます。それを今、実証しているんです。今の日本は健康機能障害が国民の中に広まっています。例えば、3人に1人、あるいは2人に1人が癌で亡くなっています。それで年間100万人近くの人間が死んでいます。
日本では年間、30万トンの農薬を使っているといわれています。それはとても危険な状態です。それを日本の国民はようやく気付いてきた状態で、これからどうしようかということでやっているんですが、なかなか良い案が思いつかない。それで、健康的だということで私たちのエコビレッジの取り組みがものすごく注目を集めています。 ….. (以下、本誌へ続く)

Nature vol.7 (2011年2月発行)より
https://earthday.buyshop.jp/items/27268664