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INTERVIEW

世代を超えてこころ豊かに生きる人生とは?

INTERVIEW

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JWC2018総合グランプリ 山城 笑佳
一般財団法人 国際花と緑のセラピー協議会 青山 克子 理事長
JWC実行委員会顧問  五十嵐経営塾 五十嵐 由人 塾長

若者代表として20代の山城さん、ミドル世代代表の青山理事長、そして、進行には、高度成長時代に日本の物流界に革命を起こし大活躍された五十嵐塾長、3世代のキーパーソンにお越しいただき、世代を超えてこころ豊かに生きるとは?をテーマに大いに語って頂きました。

あり難いと思う

― 今日は、3世代のキーパーソンにお越しいただきました。まずは、お二方に、自己紹介をお願いします。

青山 一般財団法人 国際花と緑のセラピー協議会にて代表理事を務めております青山克子です。

山城 ジャパンウイメンズコレクション2018総合グランプリを頂きました山城笑佳です。

― 早速ですが、こころ豊かに生きる人生とは?というテーマでお聞きしたいと思います。青山理事長は花セラピーということで、このテーマにも近い分野ではないかと思いますがいかがですか?

青山 そうですね。豊かであるとは、やはり、こころのあり方が大切だと思うんですね。これからの世の中は、人と人との繋がりがどんどん希薄になり、仕事もなくなってゆく…世の中には不安材料が広まるばかりです。私は、花でこころの癒しと経済の充実の両輪を担える仕組みとして花セラピーを創始し、豊かに生きる花のビジネスモデルを広く伝えています。

― 若い世代代表として山城さんはどうですか?

山城 そうですね。じっくり考えたことはないんですけど、普段考えていることは、初心を忘れず感謝して、当たり前にならずに、あり難いと思って生きていたほうが心豊かになるんじゃないかと思って毎日を過ごしています。

青山 日常の小さな事も当たり前と思ってしまうと心から感謝が出来ないですよね。山城さんの感性、とても素敵ではないかと思います。

― 今は当たり前のスマホも10年以上前はなかったわけです。みんながラインでやり取りするようになったのもほんとに最近のことだと思います。時代が急速に変わる世の中ですが、この変革のなかに生きていても心豊かに生きるには、こころのあり方の大切さは変わらないものがあるということですね。

山城 ほんとにAIも出てきて、どんどん変わっていきますけど、ロボット化してきて、どんどん人間らしさがなくなっていきそうでなんだか怖い感じはします。でもだからこそ、こころの繋がりは大事にしたいと思います。

青山 若い方も怖いんですねー!私が社会に出てからの30年はほんとに激動で、携帯もなかった時代からスマホ持っているのが当たり前になって、でも使いこなせないし(笑)若い人たちは最初からあるのが当たり前なのに、違う世代でも怖いと感じるのは一緒なんだ~!それだけ変革の波が大きくやって来ているんだと思いました。

夢を持って生きる

― AI化で、タクシーの運転手がいらなくなったり、管理職もいらなくなったり、それこそ弁護士もいらない?と言われて来ていて、世の中予想が出来ない?そんな時代ですよね。

山城 これから結婚して、子供産んで育てる私たちの時代はどうなるのだろう?と思いますね。想像がつかないというのはあります。

五十嵐 大転換の時代だからこそ、感性を豊かに開いていないとダメだと思うんです。
青山さんは、凄い勢いで参加者が増えている花セラピーという感性を磨く素晴らしい世界を創造しているし、山城さんは、ジャパンウイメンズコレクション総合グランプリ受賞という、若い感性で夢を持って生きているでしょ、それって素晴らしいことだと思います。

― 夢を持って生きること、ですね。

五十嵐 ひとつでもいいから大事にしたいもの、目指したい目標があるかないかで雲泥の差だと思います。人の心というのは、時代がどんなに変わっても不変的に追い求めるものがあると思うんですね。山城さんの場合、若くして既にこころが希望に満ち溢れ、グランプリに輝き、とてもいい生き方をしていると思います。青山さんは、人間生活の癒しを花で担う心理学を創始し、事業としても無限に広がる可能性があり、使命感を持っている。このように深めたいものがない人は、これからの世の中、ほんとうにどうにもならなくなっていくんじゃないかな。

山城 大先輩に言っていただくと嬉しいですね。

以下本誌に続く

山城笑佳プロフィール

Japan Women’s Collection2018 グランプリ

地元沖縄で学生の頃から、ダンス歌、ローカルアイドル、その後県内tvcmや映画、雑誌、ファッションショーモデルとして活動。
今年東京へ上京し、タレント女優目指し日々挑戦中。 Japan Women’s Collection2018 20代、総合グランプリ受賞。

経歴
(TVCM)
・沖縄銀行
・沖縄ガス
・沖縄かりゆしウェア

 (映画)
・沖縄国際映画祭出品作品 ハイザイ神様の言う通り 女子高校生役

 (ショー)
・沖縄ロワジールホテル2018ブライダルフェア
・沖縄光貴ファンタジスタウェディングショー
・沖縄BIGブライダルウェディングショー
・沖縄FDRモードコレクション
・東京モデルコレクション @恵比寿ガーデンプレイス

 (MAGAZINE)
・るるぶ沖縄ベスト 16.17.19
・tabiraji japan hi

 (WEB)
・バニラエア広告 石垣島編
・沖縄コンベンションビューロー 旬香周島沖縄
・be.okinawa

 (コンパニオン)
・SK- IIキャンペーンイベント
・トヨタホーム社内表彰式
・SUZUKIかりゆし祭り
・沖縄国際映画祭 美容ブース

 (ラウンドガール)
 比嘉大吾 世界防衛戦 沖縄凱旋

青山克子プロフィール

一般財団法人 国際花と緑のセラピー協議会 代表理事
心理カウンセラー/花セラピスト

幼少期、祖父母が営む花屋で育つ。小学生の頃、聴覚機能の低下と共に花からの不思議なメッセージに気づくようになる。

20代で生け花草月流を師事し、師範として活躍するが、花の美以上に心への影響に興味を持ち心理学の世界へ転身(心理学講師及びカウンセラー歴 17年)花の世界から心理カウンセラーへと、ある種「異質」な経歴が現在の軸となっている。

2度の渡米経験を経て、国内で花と心理学の財団法人である国際花と緑のセラピー協議会を創設(東日本大震災前日の2011年3月10日 設立)

過去の実績
生け花歴26年/心理カウンセラー歴21年
2011年3月10日 一般財団法人 国際花と緑のセラピー協議会設立
2012年冬、宮城県石巻市仮設住宅にて花セラピー開始(過去26回実施)
2013年夏、日本ゲシュタルト療法学会学術大会に花セラピーで参加
2014年春、花業界最大日刊紙「日本農業新聞」一面に掲載
2015年春、農林水産省へ花セラピー作品展示開始(過去3年連続)
2016年秋、アメリカに花セラピスト誕生
2017年5月、花の実用書「あなたを輝かせる花セラピー/評言社」出版
2018年2月、有名雑誌「オレンジページ」特集ページ 掲載
2018年8月 「ジャパン ウィメンズ コレクション」ステージ装飾プロデュース
2018年10月現在、国内は北海道~沖縄、海外はアメリカに花セラピスト育成。各地で認定花セラピストインストラクターが育成講座を開講し活躍中。
Webサイト http://www.flower.or.jp/ 「花セラピー」で検索!

参考書籍

「花セラピーを知らないなんてもったいない」
https://amzn.to/3ebNF7Q

 美しい心を彩る「おもてなしの花セラピー」
◆花セラピーとは、花と人の心を結ぶ癒しの手法です。何気なく気になるお花から自分の深層心理に気づいたり、花の生け方や花を挿した位置から自分の本心が解ったり…花セラピーとは、お花の不思議なパワーで私たちの新たな可能性を開いてくれる現代人に必要な心の癒しとして拡がってきています。更に花セラピーは、その人の性格やその人に必要なメッセージをお花で伝える“おもてなしの花贈り”にも活用できます。皆さんも、花束やフラワーアレンジメントに花の癒し効果をとり入れて、お花を贈るシーンに花セラピーを活用しましょう。

◆プレゼントに活かす花セラピーの基本的なとり入れ方
花セラピーの花贈りは、花が主役ではなく「人の心が主役」と考えてゆきます。花を綺麗に見せると同時に、花と性格、花と心理状態がリンクしていることを念頭におき、花を贈る人(花をもらう人)の心にピッタリあった花を選ぶことに重きをおきます。

◆花セラピーの花贈りの3つのポイント
1.花を贈る人(花をもらう人)の性格や個性にあう花を選ぶ
2.花を贈る人(花をもらう人)に今に必要なお花のパワーを贈る
3.花を贈る人(花をもらう人)の性別、ご年齢、お好みを考えて選ぶ

この3つに着目し、花を選び、花を組み合わせて花束やアレンジメントをまとめます。お花を贈ることはもらう人にとっても、贈る人にとっても素敵な体験ですよね。各花の花セラピー言葉や「この花はこんな人に贈ろう」を参考に、あなたにしか選べない“世界で1つだけの特別な花”を贈りましょう。

nature Vol.25 2019年 1 月発行より