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FUJISAN地球フェスタ / WA2015 和の祭典

レポート 日向 香

10月17、18日に富士山の麓にある山中湖交流プラザ、きららにて「FUJISAN地球(チダマ)フェスタWA2015」が開催されました。このイベントは国境や人種を越えて未来の子供たちに美しい地球を残し、楽しく幸せに暮らせるようにとの願いを込めた平和の祭典です。

FUJISAN地球(チダマ)フェスタWA・・・すべては繋がり大きな流れとともにある、という日本古来の世界観「和・輪・環」をテーマに世界の人々と繋がり文化交流していこう、というのがこの祭典の趣旨です。
富士山は2013年に「信仰の対象と芸術の源泉」として世界文化遺産に登録され、ますます注目を集めるようになりました。
日本人の心の拠り所であり、また日本の象徴でもあるこの山の麓でこのような祭典が行われるということは、まさに意義のあるものであるといえます。
また「和」というのは大自然と共生してきた我々の祖先の古き知恵でもあります。古来より伝えられてきた古き良き伝統を次の世代に伝えることは大人たちの義務でもあるわけです。
世界のグローバル化に伴い、人々の交流がより盛んになった昨今、文化の異なる者同士が互いに影響を受けてそれぞれの価値観を共有するのが容易になってきています。
特に日本人は海外の新しいものを取り入れることに非常に長けていると言われています。ただ取り入れるだけではなく、環境に合わせて改良していくことで、元の良い部分を残しながら、この国独自の形に変化させていくのです。
これは「和」の精神そのものであり、互いの違いを認識しながら、共存共栄していく事は無用な闘争を避ける手段にもなり得ます。その精神が広まれば世界平和への糸口になるのではないかと思われます。
また現在、地球環境の実態は深刻な事態にあり、事実を知り、意識・価値観を変えることが重要になってきています。
古くから残っている文化、風習は常に自然界と密接な関係にあり、それ故に環境破壊などが起こればあっという間に廃れていきます。復活させるのは容易ではありません。
残念ながら日本の環境問題への取り組みの歴史は新しく、一般の人々はあまり関心を示しません。

自然破壊が進行すれば地球自体が蝕まれ、人間の生存にすら関わってくるという事がまだまだ理解されていません。
ですからこのようなイベントで社会に発信していくことは非常に重要であり、環境問題を知ることによって、自然との共生は己の生存にも関係してくると徐々に認識されていくのではないかと思われます。
人種や文化を越えて理解し合い、古き良き伝統を次世代に伝えていくためにも、この祭典は今後も更に必要になっていくだろうと思われます。 。 ….. (以下、本誌へ続く)